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人気3人組グループ・少年隊の夏恒例のミュージカル「PLAYZONE」が、今年限りで23年の歴史に幕を下ろすことが27日、発表された。1986年にスタートした舞台の公演回数はこれまで915回。130万人超の観客を魅了し続けてきた。7、8月に東京と大阪でラスト42回上演し、通算1000回の大台を目前に終幕。グループの解散はないといい、舞台は来年以降、ジャニーズ事務所の後輩に受け継がれる。
デビュー翌年、86年7月5日の「ミステリー」初演(東京・青山劇場)から数えて23年目。夏の風物詩だった舞台「プレゾン」が今年の「Change~SHOW TIME Hit Series」(演出・ジャニー喜多川=7月6日~8月8日、青山劇場。同26~31日、大阪・梅田芸術劇場)でフィナーレを迎える。
初回から製作に携わってきた大和剛プロデューサーは「(ジャニーズ事務所の)新しい芽を出すには今が一番の時期」と説明。上演20年を迎えたころから、メンバーも交えて世代交代の構想があったといい「この2、3年でメドが立った。1000回や25年の区切りも近いが、記録にこだわらないのも少年隊らしい」と語った。公演は通算957回、動員138万465人となる。
メンバーには24日に正式に通達。3人とも前向きに受け止めていたといい、植草克秀(41)は「寂しい気持ちもありますが、新たな一歩が始まることを信じ、千秋楽まで全力で頑張ります」と誓う。
最終作は「今まで楽しみにしてくれていたすべての人たちに感謝の気持ちやいろいろなメッセージを含めてつくっていきたい」(錦織一清)と集大成となる模様で、日替わりゲストの出演も検討される。解散はない 来年以降はシリーズ名をそのままに後輩へバトンタッチ。「プレゾンにとって『少年隊』の冠は永久欠番」(大和氏)とグループではなく個々の若き精鋭が継承していく。
また、最近では年に1度、3人が集う貴重なこのステージを卒業しても「グループの解散はない」(関係者)とのこと。ソロ活動やプレゾンの演出協力に加え、3人そろっての新たなシーンも期待される。東山紀之は「さらなる(精神的な)高みを目指し、今後もチャレンジし続けていきます」と話している。
◆少年隊プレゾンヒストリー
▼植草休演 87年「TIME-19」の公演期間中の7月、植草がバイクで帰宅途中に都内でタクシーに追突され、左腓(ひ)腹筋部分断裂、頸椎(けいつい)ねん挫の全治2週間のけが。数日、出演を見合わせた。

▼鉄人東山 通算700回目となる03年「Vacation」の上演中、東山がステージで共演者と接触し、右第2、第3中足骨骨折および右第2楔(せつ)状骨骨折。約1か月の要加療と診断されたが、休まず出演した。

▼親子共演 07年「Change2Chance」で植草の長男・裕太(13)が舞台デビュー。劇中で親子役を演じた。
 
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